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皆様ありがとうございました。お陰さまで第8回日本言語聴覚士協会総会・言語聴覚学会を盛会裏に終了することができました。これも会員はじめ、多くの皆様のご協力の賜物と心から感謝申し上げます。また、総会・学会の運営に際しましては、静岡県言語聴覚士会の皆様に多大なご協力をいただきましたこと、大変にありがたく深く感謝申し上げます。
演題申込み締め切り間際には演題の登録も少なく、学会の開催について心配をしておりましたが、理事、評議員ならびに都道府県士会連絡協議会の皆様方のご協力により、大変沢山の演題登録をいただきました。発表演題数はポスター発表も含め約220演題と過去最高ではないかと思います。会場などの都合から、口演発表からポスター発表に移動していただき、ご希望に添えなかった方も多くあったかと思いますが、どうぞご容赦ください。また、当日は多くの皆様に参加いただきました。参加者は運営スタッフ含め約1900名でした。
私たち言語聴覚士はさまざまな領域に位置づけられ、担うべき役割も年々大きくなっています。社会の期待に応え、専門職としての責任を果たすためには質の高い臨床実践とたゆまない研究活動、職能活動が欠かせません。そこで、このたびの学会のテーマは言語聴覚療法の更なる普及向上を目指して〜目標志向の臨床実践〜としました。このテーマに沿ってプログラムを構成いたしましたが、いかがだったでしょうか。
特別講演としては脳学者の茂木健一郎先生と嚥下障害で活躍されている藤島一郎先生にご講演をいただきました。脳科学は言語聴覚障害とは極めて関連の深い領域でありますし、摂食嚥下障害は臨床業務の中で大きな部分を占めるにいたっています。両先生の講演は示唆に富んでおり、新たな視点から臨床や研究に活かすことのできる内容であったかと思いますし、多くの方に満足いただけたのではないかと考えております。
シンポジウムは学会テーマにそって、リハビリテーションの各過程における臨床の展開やあり方について急性期、回復期から維持期の2テーマを、また小児・聴覚障害領域については現状と課題について発表と討論をしていただきました。会場には大変に多くの方がつめかけ、熱心にきいている光景を目の当たりにして、関心の高さが伺われました。短期集中リハビリの促進や医療保険と介護保険の明確化が推進される状況にあって、言語聴覚士も急性期や慢性期において果たす役割を明確にすることが求められています。今回の内容が少しでも皆様のお役に立つことを願っています。
新たな試みとしては、ランチョンセミナーと学生交流集会、臨床上の工夫についての指定演題募集を行いました。ランチョンセミナーは大塚製薬の協力を得て開催した学会初の企画です。NSTに関するテーマでしたが、当初予定した参加者数を大幅に超過し、立ち見で参加された方も多く見受けられました。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
また学生交流集会は言語聴覚士養成校の学生を対象にした企画で、学会に参加しても総会の時間は発表や講演がないため、それを補う裏番組として考えたものです。また学生時代から学会の雰囲気を体験してもらい、学習の動機に、そして将来の研究活動に結びつけることを期待したものでした。初めての企画で、かつ年度の途中にかかわらず、大変沢山の学生諸君に参加いただきました。交流集会には約250名の参加があったと思われます。交流集会は雰囲気よく進行したようで、楽しかったとの感想がきかれました。概ね好評であったようです。
臨床上の工夫は効率的な臨床の実践が求められていること、また言語聴覚士は若い年齢層が多く、かつ1〜2人職場に勤務する方が多い状況にあることから、皆様が臨床場面で日々工夫し実践している内容を紹介いただくものです。検査、訓練、業務管理まで広い内容の発表がありました。協会ニュースにも順次掲載していただければ、より多くの会員のために役立つものと思います。
初日の午後には第8回日本言語聴覚士協会総会が開催され、平成18年度活動報告・決算報告、平成19年度活動方針・予算案、ならびに第10回日本言語聴覚士協会総会・日本言語聴覚学会長に関する件など、すべての議案が承認されました。詳しくは協会ニュース44号をご覧下さい。
最後となりましたが、このたびの学会運営については事務局として全面的に、しかも精力的に支えてくださいました立石恒雄先生はじめ本学教員の先生方に深謝いたします。また運営にご協力いただきました静岡県言語聴覚士会の先生方に、そして本学学生諸君に感謝いたします。
多くの皆様に支えられて、皆様の力を感じての学会でありました。学会長としてはいたらない点も多々あったかと思いますが、今学会が言語聴覚療法の発展に少しでも貢献できれば幸いです。次期学会は藤田郁代学会長のもと宇都宮市で開催されます。今回の学会を越えるように皆様のご協力をお願いいたします。それでは来年は宇都宮市でお会いしましょう。ありがとうございました。
聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部 長谷川 賢一
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